Mixology Bar Source 2102
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May 26, 2023
『特級 サントリーローヤル SRラベル 1978年〜1989年ボトル』 入荷いたしました。 初代マスターブレンダーである鳥井信治郎がめざした、日本ブレンドの理想を継承した味わいです。 華やかで甘やかな香り、口の中で広がる柔らかい飲み口とスッキリとした後味、。 長年にわたるウイスキーづくりの過程で、自身が培った香り・味・色の「黄金比」を体現化した一品と評価され続ける素敵なお酒です。 独特の角ばった形状をしたボトルは酒という文字の右側「酉(とり)」という漢字を模して作られたもので、この漢字は干支の“とり”のほか、酒の壺や酒器といった意味もあるそうです。 両端に向かって曲線を描く栓は山崎蒸溜所の奥にひっそりと佇む「椎尾神社の鳥居」の風景からヒントを得てデザインされたもの。 ここは晩年の鳥井氏がこよなく愛した場所だったそうです。 さらにローヤルのブレンド技法は桜吹雪がかかった椎尾神社の風景をイメージしながら行ったのだとか。 鳥井氏はローヤルの最後のテストブレンドを飲みながら「このアロマは桜の花びらが舞い散るのを思わせる」と語ったと言われています。 日本の風情、そしてサントリーの創業鳥井氏の大切な場所への想いが込められたブランドなのです。 白州蒸溜所の設立が1973年、知多蒸溜所が1972年の設立で、山崎モルトがローヤルのメインモルトと推察されます。 SRラベルの多くには、山崎12年〜15年の原酒もたっぷり使われているようで、 レーズンやシェリーのニュアンスとプルーンや熟した果実の香りととろみのある口当たりと芳香な余韻が楽しめます。 「舶来ものに負けない国産ウイスキーを」…この志に貫かれた鳥井信治郎の夢の到達点、「サントリーローヤル」は、信治郎の鼻が生んだ最後の、そして最高の作品です。 現行のサントリーローヤルも今年2020年で発売から60年です。 飲み比べも楽しいですね。 サントリーローヤル12年と15年も近く入荷予定です!