Ushiroyamahiromi Piano Lessons
Ushiroyamahiromi Piano Lessons
Jan 24, 2021
【ピアノを弾く時 脳の中では大変なことが起きている! その2】 ピアノを弾かない人からいつも聞かれる言葉として、「どうして右手と左手がバラバラに動くの?」というものがあります。 子供の頃からずっとピアノを弾いている人にとっては普通のことも、経験のない人にとっては確かにとても不思議なことですよね。 人間の脳は、右脳と左脳に分かれていて、右脳は左手に、左脳は右手に指令を出します。 この時、右脳と左脳を繋ぐ「脳梁」という部分を通して、この指令が漏れてしまうことがあるそうです。 そのことによって、右手と左手で別々のメロディーを同時に弾く時に、混乱や混線が生じて、難しく感じるということです。 そこで、この混線を防ぐためには、脳梁を太くすることが必要です。 幼い頃から長くピアノを弾いてきた人は、この脳梁が自然に太くなって、左右の手でバラバラの動きをすることも普通にできるようになるのですね。 ちなみに脳梁が一番太くなるのは7歳ぐらいだそうですが、最近の研究では大人や高齢者でも大きくなることがわかってきたそうです。 今、発表会の曲を練習中の生徒さんたち。左右の動きが違う複雑な部分に差し掛かると、やはり苦戦しています。でもそれは人間としてとても当たり前のこと。 皆さんの脳は今ものすごく働いている最中です! 今に「脳梁」が太くしっかりとしてきて、苦戦しているその部分もきっとスラスラ弾けるようになりますよ。