(Original)「パソコンに負荷がかかるとゲーム等の画面がガクガクしたり重くなる」という不具合 このような限定的な条件や限定されたアプリでのみ起きる不具合は原因特定が難しいこともあります。 しかし、今回はパソコンを分解して観察することで原因を特定できました。 こちらのパソコンにはグラフィックボード（ビデオカード）と呼ばれるパーツが組み込まれており、映像表示はこのパーツを通して行われていました。 こちらのパーツは非常に高温となるため、冷却用のファンが取り付けられておりますが、そちらのファンが動作しておりませんでした。 以前はパソコンから異音がしたとのことでしたので、恐らくそのときからファンが故障していたのでしょう。 ファンが回らないためにグラフィックボードの核の部分の温度が負荷テストをするだけですぐに97℃に達しました。 こちらのグラフィックボードは負荷がかかっても本来80℃程度までになるよう設計されておりますので、この温度では熱暴走してしまっても不思議ではありません。 このままテストを継続するとグラフィックボードの劣化に繋がるのでファン交換を提案いたしました。 また、ファン交換だけでなく分解清掃後と放熱用グリスの塗り直しを行うことで、更に放熱効率がよくなるようにメンテナンスも行いました。 その後に数時間パソコンに負荷をかけましたが、正常範囲内の温度でガクガクしたり重くなることもなくなりました。 これにて修理完了です。 今回の修理料金は税込み15,000円（部品代込み）でした。 ※修理料金の詳細や他の修理事例を公式HPでご覧いただけます。 公式HPは詳細ボタンからアクセスできます。