Koyama Tatami Shop
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Sep 15, 2021
朝ドラ『おかえりモネ』 登米から東京に移っても畳はいいよね〜。※‘’んだから! ‘’ ※‘’んだから‘’は宮城弁で、「そうそう」とか、「そうだよね」という同意をあらわします。 いつもありがとうございます。小山畳店です。 みなさんいかがお過ごしですか。 さて、NHK朝ドラ『おかえりモネ』も 7/19(月)第10週「気象予報は誰のため?」から東京編がはじまりました。 銭湯‘’汐見湯‘’の2階に下宿することになって、念願の気象予報会社にも採用され、中継キャスターの大役で新しい朝の顔になりました。今は悩みながらも仕事に向かっている最中。 さて、百音(モネ=主人公)がかつて下宿していた登米のサヤカさんの家と引っ越して来た東京の銭湯の2階も畳の部屋でしたね〜。 サヤカさんの家は伊達家家老の子孫と噂される資産家でありながらとてもモダンな作りの建物。たたみも‘’小上がりの和スペース‘’を共有スペースに、小階段を上がったところにモネの部屋。二人分の布団がやっと敷けるコンパクトな和室。どちらも縁なし畳が敷いてある。 替わって汐見湯の2階の和室は‘’昭和‘’の香りがして来そうな縁付きの畳の敷いてある純和室。幼なじみのスーちゃんと住み始めることになる。 どちらも和室ですが、モネはいずれも布団を畳の上に敷いて寝るスタイルです。私ども‘’昭和人間‘’には懐かしいですね〜。 ベッドを置いてもいいけどスペースが限られている場合、この‘’布団ベタ敷きスタイル‘’がいいのです。寝るときだけ布団を広げ、それ以外はたたんでしまっておく。部屋も広く使えるし、使用目的を問わない畳のスペースも生かせます。 でも、敷きっぱなしは‘’万年床(まんねんどこ)‘’と言って昔から不摂生の代表みたいなものなのでご注意を・・。 こうやってシーンごとの写真を見てると銭湯の2階の部屋、青だたみだったから入居者が入るのを見込んで大家さんが手配したんだろうな。畳屋さんはあの回りにくそうな階段を降りて、やっぱりランドリーの方から畳を運び出したんだろうか。など、余計なことを職業柄考えたりしてます。 さて、余計な話はいいとして、畳は面倒なようでよく手をかけてやれば忙しい私達を癒してくれるやさしい床材です。 い草の香りには、バニリンというバニラエッセンスに含まれている成分があり、い草の肌ざわりと相まって疲れた身体を鎮めてくれます。 これからも畳の出てくるシーンは多いと思います。近頃は新築家屋に畳の部屋がないことは当たり前になってきていますが、手入れさえちゃんとしてやれば、とても住みやすい和室が無くなるのは寂しいですよね。 この記事は実は8月頃に下書きとして書いてお蔵入りになっていたものでした。 写真まで揃えて蔵で眠っておりましたのでかわいそうになり、出してまいりました。当時の雰囲気出てましたか? すみません、手前味噌でした。 読んでいただき、ありがとうございました。 またお目にかかります。 小山畳店 岡山県瀬戸内市邑久町大富592 Tel.(086)942-3371