双剣倶楽部
双剣倶楽部
Jan 28, 2021
本作はいわゆる一般的なウニカート(特別一点制作作品)とは違い、主に公設展示やギャラリー等への貸し出しを目的とした作品です。 制作過程から他とは全く異なり、作家(ヴェルナー氏本人)の着想のみで制作された作品で、そのフォーム(形状)から作画、絵付けまで全てにヴェルナー氏本人が携わり、この世に一点のみしか存在しません。 ゆえに型や絵のパターンが存在せず、本作一点のみ一発勝負で制作された真のアートワークです。 そのため全体的に作りは荒く、粗もありますが、非売芸術作品特有の荒々しくも繊細な際立った存在感があります。 制作年は1988年、タイトルは「無題」 各国の公設展示等に貸し出された以降はヴェルナー氏本人が所有した、いわゆる”ヴェルナーコレクション”で管理されたと言われており、そのため制作等における情報は一切なく、マイセン磁器関連書籍やレゾネにも掲載されないほどの”幻の作品”とされています。 直径約285mm、高さ240mmの大型作品で釉薬下に制作年とヴェルナー氏のサインが記されています。 昨年惜しまれつつこの世を去ったマイセン磁器の宝、故ハインツ・ヴェルナー氏が存命中に一点制作された極めて稀有な作品です。 当然もう二度と目にすることは出来ません。
Order online