お盆休みのとある日。

以前、画家(とネコ)のいる画材店の記事でもご紹介した、大牟田美術工房 もり画廊さんで開催中の、
油彩画家の鳥越一穂先生のトロンプルイユ(だまし絵)展示会に行って来ました。

ご自身2度目となる(日本人では初とのこと)、ベストトロンプルイユ賞を受賞した作品が、ヨーロッパ近代美術館およびNYサザビーズへ展示される直前に観覧できる貴重な機会でもあり、りょうこさんも誘って。

8/18(日)19:00まで、開催されています。
詳細はこちら
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美術工房 もり画廊
(福岡県 大牟田市 一浦町 7-17)




ばーーん。太っ腹な撮影OKのポスター。
私の拙い言葉より、まずは作品の一部を掲載させていただきます!


こちらが受賞された作品。


トロンプルイユという、聞き慣れない言葉についての説明キャプションもありました。嬉しい!


ひとつひとつの作品に、どこを見れば楽しめるかポイントも記載されていて、とても親切で、ワクワクしました。


この作品の蝶はどうやって描かれたのか、お尋ねしてみたかった…

伺った当日は、鳥越先生ご本人も在廊されていて、作品についてのみならず、色々なお話を聞かせてくださいました。


以前、公開講義にお邪魔した際もそうでしたが、こちらが初心者だからと疎外感を抱いたり、気後れしたりすることなく足を運べるオープンな場所がある、というのはとても有難いなと感じました。

尚且つご本人が、膨大な量の知識を惜しむことなく、とても面白そうにお話になるので、引き込まれてしまうのです。

もちろん私の脳みそくんですべてを一度に吸収はできないけれど、なんだか帰り道は世界が少し変わって見えた。

その日は夕方から、画廊のすぐ近くにある墓地へ墓掃除&お参りへ。 

鬼灯は外せん!!と言い張る私を笑いながら、いい感じにお盆用に造花をアレンジしてくれたりょうこさんと、お線香が消えるまでのひととき、なんとも美しい夕焼け空を眺めつつ、お喋り。

世界があやふやなんじゃなく、人間があやふやなんですよ、という先生の言葉も思い出しつつ。

やっぱり、夏はすてきだ。