【毎日雑考】ラップのレイドバックについて

昨年から、歌唱での英語発音における大事なポイントとして
センテンスのアクセント、非アクセント部分での
呼気のコントロールが上げられるなぁと気づき始めた。

アクセント部分では呼吸筋を使って発音を強め、
非アクセント部分ではゆるやかなカーブを描くように徐々に筋肉を緩めていく。

自分の中では、体を輪切りで考えて
肋骨あたりを円の外に広げるように息を吸って
吐くときは戻ろうとする力に抗うようなイメージ。

会話の中では音程の高低によっても
そのアクセントを表せるため、
「高低だけ」は内包している構造の日本語、
そのネイティブの人は
歌唱時にそれを補うように
より意識しなければならない。

で、今日気づいたのは、
ラップのレイドバックも基本的には
このアクセント、非アクセントの固まりの中で
行っているということ。

レイドバックというのは、
楽曲のPULSE(拍)より
「遅れて」歌唱・演奏する手法。
この遅れて聴こえさせる方法論は
何個か手法があるのだが、
ラップの心地よいレイドバックに関しては

アクセント部分
→(多少子音で遅らせるが)拍に乗せる
非アクセント部分
→どんどん遅らせる

こんなことをやっているのではないかと。

全ての音をにょーんと遅らせていたら
そりゃどんどん遅れるし、
ただ後ろにズラすだけでもおかしく聴こえそう。
どういう意識
(ネイティブスピーカーとしては無意識だろう)
なのか分かっていなかったのだけど
何となく掴めた気がしてます。

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