あなたの店の「お宝」見せてください！亀戸レアモノ探し隊【Vol.1】

先日の取材で、会田キャプテンからカメイドタートルズについてこんな言葉をいただいた。

「私は、亀戸についてもっと深く紹介するよう心掛けるのが良いと思います。地元の人たちでも知らないようなことを深掘りしていくんです。記事を見て亀戸に来てくれる人たちに対して、多くの価値を提供できるように考えていくことが大事だと思います」

過去記事：【前編】カメイドタートルズ1周年を前に会田キャプテンと亀戸を巡る

この言葉に感銘を受けた我々は、地元の人たちでも知らない未知なる亀戸の魅力を届けられるメディアにしたいと志を立てたのであった。
しかし、活動開始から1年ほどの我々にはまだまだ情報量が足りていない。圧倒的に足りていないのだ。

そこで我々は新たにチームを結成し、あるプロジェクトを発足することを決断した。
題して…「亀戸レアモノ探し隊」！

亀戸レアモノ探し隊とは、その名の通り亀戸の町に眠っているレアモノ（お宝）を探しまくるといった企画である。亀戸という町を知り尽くすために、まずは探索も兼ねてお宝の発掘から始めることしたのだ。

漫画と古書と電子部品の「丹青通商」

JR亀戸駅北口から徒歩8分、閑静な住宅街の中にひっそりとたたずむ古本屋「丹青通商（たんせいつうしょう）」。

ガラス越しに店内を覗いてみるも、人の気配がない。倉庫のような店構えで看板も出ていないため、古本屋であると認識されることは少ないだろう。

勇気を持って引き戸を開けると、無造作に積まれた古書たちがお出迎え。薄暗い雰囲気、古書ならではのあの香り、どう見てもお宝が眠っている気配がする。

しかし未だ、店員さんらしき人の声は聞こえてこない。

「すみませ～ん」と見えない店員さんに向かって声をかけると、どこからか「いらっしゃい」と男性の声がする。声の方へ進んでみると、どうやら店主は本の山の中にできたスペースの中で椅子に座っていた。顔出しでの出演は叶わなかったが、レアモノについては心当たりがあるそうだ。

店主「レアモノかぁ…そんな良いものはないですけど。古い真空管ラジオや遥か昔のマッキントッシュ、あとアミーガというコンピューターのフロッピーディスクドライブとかなら、そこら辺に積んであります」

1938年に製造・販売されていた和製の真空管ラジオ（ナナオラ 84A型）は、まさに和製アンティークのお宝！
マッキントッシュ（画像右下）や伝説のコンピューター「アミーガ」（画像右上）のフロッピーディスクドライブなんてマニアからすれば喉から手が出るほど欲しいレアモノだろうに、とても無造作に置かれている。

丹青通商はもともと秋葉原で電子部品を販売していたが、その後店舗を荒川区に移転して営業を再開。そして2年ほど前から亀戸で店舗を構え、現在はネットで電子部品の販売をしつつ古本屋を営んでいるという。

店内の約半分は漫画、その他は小説や専門書などの古書が並んでいる。ちなみに紹介していただいたお宝は販売しているわけではないが、購入したいという方がいれば応相談とのこと。

困った時はとりあえず沼ちゃん！「栄電気」

JR亀戸駅から徒歩3分、「電気のお医者さん」として亀戸で愛され続けている栄電気。

家電の販売はもちろん、修理や工事にも対応し、さらにキッチンやトイレなどのリフォーム工事まで受け付けるというオールマイティを極めた電気屋さん。
電話一本でどんな小さなヘルプにも応えてくれるというから、生活する上で起こり得るトラブルは、ほぼこの栄電気で解決できる。