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2021年2月27日如月の参

神奈川・鎌倉市
~ 坂の途中のおうちパン店 ~

舞台は神奈川県鎌倉市。坂の途中にある自宅の和室を改装し、パン工房『日時計 パンとおやつ』を営む武内裕美さん(56歳)と夫の悟さん(57歳)が主人公です。
千葉県出身の裕美さん。幼いころから人と接することが大好きで、25歳の時に、ホテルのコンシェルジュを目指して、スイスの学校に留学。そこで、悟さんと出会いました。帰国後、舞浜のホテルに就職し、27歳の時に悟さんと結婚。退職後は2人の子供たちに手作りしたものを食べさせたいとパン作りを始めました。2005年、悟さんの父・信一郎さんが亡くなり、家族で鎌倉の家で暮らすことになると、次第にこの家に深い愛着を持つように。“夫の両親が愛したこの家を繋いでいきたい”と考えた裕美さんは、人が集えるパン屋さんを開こうと思い立ちます。そして2015年12月、父と母が大事にしていた庭の日時計を店名とし、『日時計 パンとおやつ』をオープンしました。
みんなの喜ぶ顔が見たいと、朝早くから心を込めてパンを焼く裕美さん。それを支える家族や地域の人たちとの触れ合いを紹介します。

『日時計 パンとおやつ』の営業は金曜と土曜。今年からしばらくは、SNSに登録している方たちだけの完全予約制にしました。パンおよそ20種類と、クッキーなどのお菓子3種類を週替わりで焼きあげています。次男の翔さんも、もちろん母の焼くパンの大ファンです。

営業日の朝4時。工房でパン作りが始まりました。今では20種類のパンを1人で焼く裕美さんですが、お店を開く準備をしていた頃は、失敗を繰り返したそうです。それでも裕美さんはいつも前向き。「反省はするけどへこまない!」がモットーです。焼きあがったパンを袋詰めしてくれるのは、夫の悟さんと次男の翔さん。いつも笑いが絶えない武内家です。

土曜日の夕方、悟さんが台所に立って家族の夕飯を作ります。今夜は悟さん特製の餃子です。包むのは男2人、友達みたいな親子です。美味しく焼きあがった餃子は隠し味に味噌が入っています。仲良し家族の楽しい夕食です。

この日、日時計が見守る庭にお客様がいらっしゃいました。月に一度、絵本と紙芝居、わらべ歌の会を開いているんです。子供たちが赤ちゃんだった頃から通ってくれているご近所の皆さん。すっかり家族のようなお付き合いです。

楽園通信

日時計 パンとおやつ

現在は完全予約制です。絵本のおはなし会や料理教室など、詳細は「STUDIO日時計」のホームページをご覧ください。

販売日時:金曜・土曜
     午前11時~午後4時
※現在は完全予約制

おはなし会や料理教室など詳細は、
「STUDIO日時計」ホームページまで。